先ず始めに講師は、
「ネイティブスピーカーのような特殊な発音で話すのを学ぶのは勧めない」
と語っています。
母国語が英語でない人の場合、
- 正しい発音で
- クリアーに
- (子音を)シッカリと発音する
という基本的な話し方をするように、との事です。
英語教室などで講師の英語が聴き取り易いのは、それは英語教師としての役目だから。
講師が話す内容を聞いて英語を勉強する生徒に理解させる必要があるため、あえて、聴き取りやすく話していて、それが、プライベート(友達同士)の環境であれば、講師と言えども “聴き取りにくい” 発音をするのだそう。
- 先ず、第一点
「面倒な発音が続く単語・フレーズの場合、一部を省略してしまう」
典型的なのは、子音が続く場合(子音連結:consonant cluster)ケース
発音しにくい子音が続く場合は、子音のいくつかは発音しない
- probably – probly
- good by – gobye
- old frieng – ol friend
- what
- what did – wha did
- what’s up ? – whasup ?, sup ?
- 一連のフレーズでも同様
例えば、会社でミスをして、
I made a mistake with the report. I sent it to the wrong place.
と上司に報告した時に、その上司は、
Oh, you shunda done that.
と答えたが、本当は何を言いたかったのか?
それを理解するには、全部が分からなくても、それまでの流れ(context:コンテキスト)を考えれば理解できる時もある。
この例の場合、
- 自分は仕事のミスをして、上司に報告した
- その報告に対して、上司は怒っている
というコンテキストから、
Oh, you should not have done that.
となる。 - その他には、
- dosen’t do
- dosen’t give
- dosen’t have
でも、アメリカの人全員ではないが、子音を省略するケースが多い
- “h” の脱落もおきやすい。フランス語の場合それが顕著で、”h” は発音しない
What is his name ? – Whatser name ?
- “ing” も一部省略が起きる
- singing – singin
- dancing – dancin
- What’s happening ? – What’s hapn ?
- 冒頭の母音も省略される場合がある
- excuse me ? – scuse me ?
- it’s ok – tsokay
以上に挙げた発音の仕方は友達同士とかのカジュアルな関係の仲間内で使う事
ネイティブも非ネイティブも、例えば、就職時の会社面接などのフォーマルな時には使ってはいけないし、使わない
ネイティブの発音を聞き取れるための練習としては、映画やテレビの台詞を聴き取り、それを文字として書き出すのがよい
さらに、一番のオススメは歌の歌詞を聞き取る練習をすること。
歌の歌詞はメロディーに載せるためにイロイロな種類の省略した発音を使っているので、参考になる。
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