ビジネス英会話:入社面接時の典型的な質問と、ハズさない模範的な答え

社会人の入社試験に於いて採用担当との面談は必須のものですが、採用担当者が発する質問には表向きの意味と、隠された目的があり、それを知っているか知っていないかで、採用担当者に対する印象は異なり、最後には採用の可否に影響を及ぼします。

そこで、採用面接(この動画はマネージャー採用向けと思われる)における採用担当者の質問8個とそれに対する答えを紹介します。

  • 質問 1

    Tell me a little about yourself.

    又は

    Run me through your CV ?
    (CV – 履歴書)

    この質問をした採用担当者は貴方の答えには注目しておらず、答えを通じて “貴方の信頼性” “やる気” “コミュニケーションスキル” について見ている。

    それ故、”自分の趣味は映画を見ること” “パーティーも好きです” “友達も沢山います” という返事はNG。

    あくまでも、ビジネスに関する視点で述べる。

    話す時もフレンドリーな雰囲気で。
  • 質問 2

    What are your strengths ?

    この質問には正解も間違った答えもない。

    採用担当者は貴方がポジティブな人間であるか見ている。

    例えば、

    「何かのタスクを担当したら細かいところまで計画を立てて、それに従い実行する事です。又、外向的な性格のためか同僚や部下からもとっつきやすい性格だと言われています」

    等。
  • 質問 3

    What are your weaknesses ?

    “自分は堪え性がなく、怒りっぽいところもあります” といった本当の事であっても言う必要はない。

    採用担当者は誰にでも欠点があることは十分承知の上、貴方が自分の欠点にどう対処してきたかに注目している。

    例えば、

    「私はどうしても細かいところが気になってしまう上に、どちらかと言うと完璧主義者であり、その性格が災いしてプロジェクトが遅れてしまった事もあります」

    とか。

    こんな風に答えれば、

    • 細かいところがつい、気になってしまう
    • 完璧主義者

    という欠点も見方によれば長所となる事を含ませておく。

  • 質問 4

    Where do you see yourself in five years ?

    この質問は “貴方の中長期(この場合は5年)のキャリアにおけるゴールは何ですか” という意味。

    答えるのも難しいが、かといって、”この会社のCEOになりたい” “自分自身の航空会社を持ちたい” という現実的ではない答えは避ける。

    ここでは、

    • この会社にどれくらい貢献できるか?
    • この会社に長く勤めるのか?

    といった点を中心に答える。

  • 質問 5

    What do you know about our company ?

    最も頻度が高い質問の一つ。

    面接の前に会社のサイトを見て、最小限の知識は仕入れておくこと。
  • 質問 6

    How well do you handle change ?

    cope(変化)に対してどのように処するかを尋ねている。

    “変化には柔軟に対応できます” といったような曖昧な内容ではなく、自分が経験した過去の具体的な事例を挙げ、その中で自分がどのように対処したかを述べる。
  • 質問 7

    Do you work well under pressure ?

    採用担当者は貴方がストレス耐性があるかどうか?、プレッシャー下でパニックを起こすような人物か確かめようとしている。

    これも上記同様、過去の自分の事例を挙げて説明する。
  • 質問 8

    How do you make important decisions ?

    採用担当者は貴方がいつの日か会社のマネージャークラスの人間として適切な判断が出来る人間なのか知りたがっている。

    pros and cons – 長所と短所

【BGMに使える曲・今週の一曲】
レッド・ツェッペリン「天国への階段」(ピアノ solo)

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