英語圏の国で贈り物をする時の作法・ルール

この動画の講師は世界の国を旅したようで、いろいろな催しものでのプレゼントを渡す流儀には西洋と東洋で文化が異なると言っています。

すなわち、贈り物を受け取る際、

  • 東洋ではまず受け取るのを遠慮する
  • 西洋では礼を言って、そのまま受け取る

だそうです。

このような文化を理解しないで東洋の人が西洋の人に贈り物をすると、アッサリ受け取ってしまい、贈った本人は相手のことを失礼な態度をすると誤解するケースもあるようです。

また、贈った後も、下記の違いがあるとのこと。

  • 東洋では贈り物のお礼をして、大抵の場合、貰ったものと同等か、少し高価なものにする
  • 西洋ではプレゼントのお礼はしない

西洋では様々な行事において、どんな場合でも何かの贈り物をする訳ではなく、カードを贈って済ませたり、何もしない場合もある。

具体的例としては以下の通り。

クリスマス

  • 家族間ではカードとプレゼントを贈る
  • 友達同士ではカードを贈る
  • 職場の同僚などの単なる知り合いには何もしない

誕生日パーティー

  • 家族に対してはプレゼントとカード
  • 親しい友人に対してはカード(場合によってはプレゼント)
  • 単なる知り合いに対しては何もしない

母の日

  • 贈り物
  • 贈りもの(個人個人の状況による)

父の日

  • 実用的な贈り物(例えばDIYの工具)

復活祭(Easter)

  • 一般的には何もしない
  • (場合により)カード
  • (場合により)チョコレートやクッキーなどのお菓子、パイ等

感謝祭(Thanksgiving)

  • 一般的には何もしない
  • (場合により)パイなど

結婚式

  • この場合はやや複雑で西洋社会に特徴的。
  • 新郎新婦は予め、自分たちが欲しいもの(若いカップルでは今の収入により、家調理器具や家具など高価すぎて買えないもの)のリストを作る。
    これを “Gift Registry” と呼ぶ。

    結婚式に呼ばれた人はこの “Gift Registry” を見て、その中の一品を買って直ぐにリストから消去する。
    (同じプレゼントが他の人とかぶるのを避けるため)

以上のように、様々な場面で贈り物の内容は異なり、西洋社会の流儀を詳しく知らない人は贈り物をするにあたって何をプレゼントするのがよいか分からない場合がある。

そんな時に動画の講師が勧める贈り物は、

「カード + Gift Card(日本の商品券に相当するもの)」

で、どんなケースでも対応できるとの事。

次は、プレゼントを買った後、それをどのように渡すかが問題となり、幾つかの例は以下の通り。

結婚式

  • 一般的にはプレゼントを置く専用のテーブルがあり(Gift Table)、そこに置いておく。

    式が終わったら、或いは、新婚旅行から帰ってきた時に新婚夫婦が開ける。

卒業式(Grad Party)

  • 参加者が多いパーティーの場合、結婚式の場合と同様、プレゼントを置く場所があるので、そこに置いておく。
  • 主賓はパーティーの最中は忙しいので、基本的にパーティーの最中にはプレゼントを開けない。

誕生日パーティー

  • 子供、大人に関係なくプレゼントを渡すと、主賓はその場で開ける。

クリスマス

  • プレゼントはクリスマスの朝(25日)に開ける。
  • 文化圏によりイブの夜(24日)にプレゼントを開ける地域もあるが、欧米では25日に開けるのが一般的。

プレゼントを渡す時の台詞は、

Hey, congratulations on your graduation !

Hey, Merry Christmas I bought you a present !

Hey, happy birthday I bought you a present !

あたりがシンプルで無難なフレーズ。


【BGMに使える曲・今週の一曲】
レッド・ツェッペリン「天国への階段」(ピアノ solo)

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