結婚式に招待される場合、事前に招待状(Wedding Invitation)が送られてくる筈。
その招待状に書かれている内容といえば、至極、事務的で、結婚式が開催される場所や時間等が書かれている。
西洋式の結婚式の場合、今の日本におけるそれと同様、
- Ceremony
- Reception
の二部に分かれており、殆どが半日、もしくは、数時間で終わる、これも日本と同様。
“Ceremony” は教会で行われる宗教行事で、”Reception” は日本の披露宴に相当するもの。
Ceremony は場合により大人数が参加する場合がある一方で、予算の関係から Reception は特に親しい者だけの少数で行われる場合もある。
注意点としては Ceremony は時間厳守で少なくとも開始30分前には教会に到着しているのが望ましい。
どうやら動画の講師は世界中を旅したようで、例えば、インドの場合、かなりの人数が時間に遅れて来るらしい。
教会内に入ると、ゲストブックが置かれているので、そこに簡単な挨拶と供に自分の名前を記入し、もし、自分が新郎新婦宛にプレゼントを持ってきたなら、プレゼントを置くテーブルが会場のどこかにある筈なので、そこに乗せておく。
この時、プレゼントは新郎新婦に直接渡さない。
それが終わると、専任の “Usher(案内人)” がいるので、その人の指示に従い席につき、儀式が始るのを待つ。
やがて、音楽が流れ始めるといよいよ開始となる。
- 新郎(Groom)は極親しい友人に構成された付添い人(Groomsman)と供に、祭壇の前に立つ。
- 次に、新郎の場合と同様、花嫁の友人で構成された付添い人(Bridesmaid)が姿を見せる。
- 一般的には、新郎の付添い人(Groomsman)と新婦の付添い人(Bridesmaid)は同数。
そして、
- Bridesmaid のメインとなる人は “Maid of honorer”
- Groomsman のメインとなる人は “Best man”
と称する。
この “Maid of honer” と “Best man” を合わせたグループを “Wedding Party” と称する。
やがて、教会内に流れる音楽が変わると、いよいよ、花嫁が父親にエスコートされて登場することになる。
キリスト教の結婚式では、当然、神父さんもいる訳で、
- カトリック系の場合は “Priest”
- プロテスタント系の場合は “Pastor”
- 特定の宗派に属さない場合は “Justice of the Peace”
と呼ぶ。
こうして登場する人たちが揃うと、映画やドラマにあるような場面が祭壇の前で進むことになる。
この場合、
- 神父の言葉は “Sermon”
- 新郎新婦の誓いの言葉は “Vows”
- 指輪の交換は “Exchange rings”
- 宣誓書のサインは “sign document”
と一般的には称する。
最後は新郎新婦のキスで終わる事になるが、式全体の所要時間は意外に短く、大概の場合、30~45分といったところ。
その後、新郎と新婦は別室に移動して写真を撮ることになり、この所要時間は数時間。
Ceremony が終わると、日本の披露宴にあたる “Reception” となる。
Reception では日本と同様、飲食が中心となるが、主要なプログラムの一つとして “Toasts” がある。
これは、新郎と新婦の両方の知り合い一名による短いスピーチと “乾杯” の事。
それ以降は、会場の一画にマイクが設置され、参加者の誰もが自由にスピーチすることが出来るプログラムとなる(Open mic)。
日本の披露宴とは異なり、”Open Mic” でスピーチする人物は予め指名しておくことはない。
全てのプログラムが終了すると、新郎新婦は新婚旅行へと行くのは日本と同様。
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