英語を習う人が悩む例として、同じ単語でも全く関係のない複数の意味を持つ場合があり、そのうちのどの意味を使えばいいのか分からない点にあります。
辞書を用いるのは当然ですが、辞書には意味の羅列だけ書かれており、どれを使っていいのかまでは書かれていません。
そこで重要になるのは文章の “context”。
単語だけに注目しないで、その単語が書かれている文章(パラグラフ)全体を見渡すことにより、複数ある意味のうち、どれを使えば適切かどうか自然と分かります。
以下は、そんな単語の例。
- Wear
動詞(verb)としての意味の他に、名詞(noun)としての意味がある。
名詞
擦り切れ、磨耗、もち
例
例えば、Gパンを長い間はいていると、膝の部分が擦り切れて穴ができたりしてしまう。
This jean will have so much wear. - Meet
名詞としての意味:競技会、大会
例
The Olympics is the biggest swim meet in the world.
動詞としての別の意味:expectation
もある。 - Mean
名詞としての意味:平均 - Make
名詞としての意味:メーカー、製造会社
例
自分のパソコンが故障して技術サポートの人が点検に来て質問する場面。
What’s the make of your computer ?
(どこの会社のパソコンですか?) - Milk
動詞としての意味(ただし、スラング)
→ 誰か(何か)から搾り取る、搾取する
例
I try to milk him every penny he has. - Water
動詞としての意味(ただし、スラング)
“water down” で
→ ~の効果を弱める
例
非常に高度な専門用語を使った報告書の内容を、専門知識を持たない人に分かりやすく、専門用語の意味を噛み砕いて説明する時。
You need to water the report down for your boss.
You need to make it simpler.
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