場面
男女のカップルの女性が男性に水をすすめている。
“Would you like some water ?”
“Yes”
この “Yes” という返事は果たして適当であろうか?
結論から言うと、
「”Yes” という返事は正しいけれど、不自然でもある」
一般的に用いられる返事は、
“Would you like some water ?”
“Sure, Thanks.”
或いは、
“Would you like to come over on Friday for a movie ?”
(come over = come)
“Sure”
とか、
“Do you wanna go to KFC for lunch ?”
“Sure”
相手から何かを貰った場合は、
Sure, Thanks.
となるが、上記のKFCの場合は何も貰わず、ランチに誘われただけなので、
Sure
のみとなる。
英語圏内で交わされる会話の99%が友達や会社の同僚などと交わされるカジュアルなもので、そこでは滅多に “Yes” とは言わない。
教科書に “Yes” と書いてあるのは、”フォーマルな状況” を想定しているから。
“Yes” を使う状況は、
- フォーマル、礼儀を重んじる場面
- “Yes” という意味を特別に強調したい場合
が挙げられる。
もし、イギリスのエリザベス2世女王に、
“Do you like the weather of Britain ?”
と尋ねられたら、この場合は、
“Yes”
と答えるべき。
同じ質問を友達からされた場合には、
“Yeah, it’s not too bad.”
とカジュアル(くだけた)表現になる。
“Yes” のくだけた表現は、
- Yeah
- Ya
などがある。
誰かが自分に対して、
“Are you telling the truth ?”
(”本当の事をいっているのかい” と疑いの目で見ている)
と言われたら、自分が潔白である事を強調するために、ここではあえて、
“Yes”
と答える。
この状況下では、”Yes” の代わりに、
“Of course !”
とも言える。
日常会話で “Yes” を示す言葉に、
Filler word (日本語で言う “相槌” のこと)
があり、
- uh-huh
- mhmm
がある。
当然、上記の言葉の代わりに “Yes” と言ってもよい。
- Yap
- You bet
- Sounds good
も “Yes” の意味を含んだ、日常会話で用いられる言葉・フレーズ。
“Sounds good” は誰かがアイディア・意見等を披露して、自分がそれに同調する時にも使える。
この場合、
Sounds good = Your idea is good.
となる。
“For sure” も同様。
纏めると、
- You bet
- Sounds good
- Yeah
- Sure
- For sure
などが日常会話の中で、”Yes” の代わりに使われる。
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