メールや紙ベースで自分の名前の綴りを正確に伝える場合は問題ありませんが、それが電話となると英語ネイティブの人でも難儀するようです。
例えば、アルファベットの “E” と “P”、”S” と “F” などは少しでも発音にクセがあると電話では区別がつかないでしょう。
そのために、相手に正確に伝わるように、
「”Echo” の “E”」
「”Juliet” の “J”」
といった具合に、誰でも知っているような単語を始めの文字を使って相手に伝える方法が一般的です。
日常生活においては多少、綴りが不正確でも改めて相手にお詫びをすれば済むでしょうが、特に飛行機の搭乗チケットを予約する場合、搭乗券に記載された搭乗者の名前の綴りとパスポートの綴りが “一文字でも” 違っていると搭乗を拒否されてしまいます。
例えば、航空券を予約する場合、自分の名前の綴りを一文字ずつ相手に伝える際、適当な単語の最初の文字を使わずに、国際的に定められた、
「International Radio Telephonic Alphabets」
に記載された単語を使うのが無難でしょう。
一般的には
「通話表(つうわひょう)、又はフォネティックコード」
と呼ばれているものです。
これは海外のホテルや航空会社は勿論の事、表題にあるようにNASA(アメリカ航空宇宙局)やNATO(北大西洋条約機構)でも使われている方式で、下記のようになっています。
実際に口頭で伝える時は、
“A as in Alpha”
“B as in bravo”
“C as in Charlie”
と言った具合のフレーズになります。
- A – Alpha
- B – Bravo
- C – Charlie
- D – Delta
- E – Echo
- F – Foxtrot
- G – Golf
- H – Hotel
- I – India
- J – Juliet
- K – Kilo
- L – Lima
- M – Mike
- N – November
- O – Oscar
- P – Patrick
- Q – Quebec
- R – Roger
- S – Sally
- T – Tango
- U – Uniform
- V – Victor
- W – Whiskey
- X – X ray
- Y – Yankee
- Z – Zulu
以上のリストは大概の場合通用するが、一部の言語、例えば中国語や日本語の一部の発音では特殊な発音をするので注意が必要。
例えば、日本語の “ら行” における “R” と “L” 、長音の “oh” と “ou” など。
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