英文ライティング:冗長(redundant)な表現を排してシンプルな表現にする

日本文化に於いては文書の作成に際して、細々とした表現をすることにより、文書の作製者は “何が言いたいのか?” “結局のところポイントは何なのか?” というのが分からないケースが見られますが、海外に於いては余計な表現は極力排し、シンプルで分かりやすい表現が好まれるようです。

以下はありがちな例と改善のポイント

  1. Point in time

    At that point in time, people could not take his suppressive attitude.

     ↓

    At that moment …..



    At that time …

    という言い回しにする。
  2. Basically

    会社のセールスマンが訪れて、製品の説明をします。

    Basically this item will help you in this way,

    この文章の本来の目的は、その製品が顧客に役立つ事を説明することで、”Basically” はその趣旨とは関係がないので、敢えて言う必要はない。
  3. Year’s time

    そもそも文法として間違っている。

    “Years” も “time” も時間を示す単語二つを続けて表現する必要はない。

    In three years time I will be doctor.

    I will be doctor in five years time.

     ↓

    I will be doctor in five years
  4. Previous experience

    “Experience(経験)” というものは過去に起きた出来事であり、”未来の経験” というものはないので、”previous” は必然なので書く必要はない。

    これと同様に “past experience” も冗長な表現で、”past” は不要。
  5. whether or not

    文法的には間違いでないかもしれないが、同じ意味で一言で済む “if” がある。

    I don’t know whether or not the British government is going to do something favorable party for us.

     ↓

    I don’t know if you are going to come to my party.
  6. The reason why

    文法としては、”Why” を使った疑問形に答える場合に “reason” を使う事から、本来は二つに分けた方がよい表現。

    この場合は “Because” や “The reason is …..” を使う。
  7. Very unique

    そもそも文法が間違っている。

    “とてもユニークだ” という事を伝える場合でも、”very” は使わない。

    どうしても使いたければ、”very rare” とする。
  8. Length and breadth of a period

    何を言っているのかサッパリ分からない。

    “During a period” や “through out a period” とする。

    例文

    Through out the year, the business grew very well.
  9. The very moment

    “moment” とは時間軸のとある一点(瞬間)を意味しているので、”very” と表現しても、一体どの “moment” なのか分からない。

    “at that moment” “at this moment” と表現する。

【BGMに使える曲・今週の一曲】
レッド・ツェッペリン「天国への階段」(ピアノ solo)

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